駆け出しエンジニアハッシュタグについて前ちょっと調べたことを残しておく、これは単なる私の調べたメモです。
間違っている、押さえきれていない、見逃している可能性も沢山ありますので、注意してください
調査は
- twitter検索
- Google Trend
- connpass
- weybackmachine
などでおこないました。
なお、前提となるコンテキストとして、「なんでこんなタグが流行ったんだ?」とTwitterなどで書く人がしばしばいて、「調べる気はないから、くわしくないけど」みたいな語尾を見かけていました。なら調べればいいのにな、まあ、私は前調べたし、上げとくか、という感じです。
ハッシュタグを使っている人を批判する目的であったり、だれかの主観が優れている、ということではありません。
ただ、「前述のようなの人」にむけて書いた文章であり、(想像した)その視点に合わせた切り口というコンテキストがあり、たとえば「スクールとか」みたいなのが唐突にあるということは自認しております、そこなどで気分を害されたらすみません。
私としてはまとめにも書きましたが、(俺も昔書いたことあるし)「初心者って書きたいよね、わかる」という感じです。
前提として、普通の日本語として「ハッシュタグではない」駆け出しエンジニアは昔から存在していました。(ググるだけでわかる)
これがハッシュタグに「なり始めた」のは 2018/08のとある人がつくった 「駆け出しエンジニアと繋がりたい」タグであり、結構な勢いで人気のタグとなりました。
(追記ですが、「〜と繋がりたい」(たとえば、絵師など)というハッシュタグも過去から存在しており、これもその変形と思われます)
すぐさま、その「つながりたい」ハッシュタグの変形として、 「駆け出しエンジニア」 の自称するためのハッシュタグが生まれています。
発生の経緯は以上であり、(ステルスでなければw)マーケからうまれたものではありません。
そして商業に活用されはじめた…ということはなく、既存の 「Progate」 や 「100DaysOfCode」 の自習報告・モチベ維持系ハッシュタグと融合し、加速度的に普及していきました。 ハッシュタグモリモリで、みんなを真似るのがいいだろう、という感じなのだとおもいます。
なので、2018〜2019初期においては特別な色はなかったように見えます。
じゃあいつ「スクールとか」につながっていったのか?という話になるのだが、実際には、採用とか「採用よりな勉強会」につかわれていったらしい。
これはTwitterの検索や、CONPASSのイベントを探った限りそうである。
「えっ、スクールとかが広めたのでは?」というとそうではない、というのが私の結論です。
実態は「スクールとか」の参加者がよかれとシェア時につけているだけのようです。
(というか、このころのスクールは「未経験から〜」とかのほうが流行っていたのではないか?まである)
で、2019、2020、2021の今現在。
まあスクール内部のソーシャル機能で推奨されているとかあるかもしれないが、色々なスクールなどの記事をみても積極的にそれを推奨したりしている様子は見えません。
(むしろ、あまり外と交流させると囲い込みにミスるからどうなんでしょうね?)
というところで、「駆け出しエンジニア」のハッシュタグの自称は皆さん自分ではじめて、今も好んでつかわれているというほのぼのした話であった。おわり。
(今どのようにみられているかとか、マーケ対象としての「ラベル」にみえてしまうとかはさておき)
それでも「どこかがプッシュしてこんなにはやったのではないか?」という可能性も考えてみたのだが、そもそも、駆け出しエンジニア というワードはまだまだ弱いのだ、Google Trendsればわかるが、データがでてこない。Google検索結果でたったの40万件しかでてこない。
しかも、Adwordsすらどこも取りに来ていないw どこかがマーケでやってるとしたら怒られるレベル。
ということで…、「やみのちから」で強制されているとかはなく、まあいわゆる初心者が「初心者です!」と自称してみてもすぐに「現実的には無意味か、むしろマイナス」と知り、自称しなくなるように駆け出しエンジニアも自らラベルを剥がすであろう…。
……とはならないのがちょっと難しいな…と思う所ですね(これは私の考察ですが)。
駆け出しエンジニアは前述の通り「ただのハッシュタグ」なので、アフィブログかTwitterくらいにしか存在しないものです。
で、Twitterとかだと「仲間・同類」をフォローをしていくわけで、「みんなつけてるハッシュタグ」でしかない。(がんばって、かれらのみているTLを再現しようと努力してみた結果、そういう感想になった)
あと、根本的に、このタグが2018に生まれたタグなので、皆まだ実際駆け出しなんですよね。このタグを「そうか!」といってつけた人は実際に駆け出しエンジニアなので、剥がす理由が自認できないかと思います。(実際、ツイッターとか自己紹介でしかつかわないので、その必要も薄いでしょう)
ということで、就職までは、自称するでしょう、たぶん。
さて、ここまでメモ書きましたけど、
「(初心者|駆け出し)エンジニア自称するのやめたほうがよい?」
という気づきにたどり着くには、「こういうよくわからん批判なんだか肯定なんだかわからん現役気取り(?)がかいた長文を読んだり、(自分のTL外の)空気を読んだり、RTでまわってきた(駆け出しの人の主観では批判的にみえる)嫌なツイートの前後をちゃんとよんだり」しないときづかないし、
今なお(本人らのTLにおいては)流行っているタグ(に見える)わけで(かれらは 「駆け出しエンジニア」のハッシュタグでは検索してないみたいです、つまり、書いてるだけなんです)、
いくら外野がださいとかさっさと外すべきとかオワコンみたいなことを思っていたとしても、かんたんにはなくならないんのじゃないかなあ?という感じで見ております。
そもそも「駆け出しエンジニアの自称」については、「(一部の人からの主観で)情弱に見える」以上のデメリットは超えないんじゃないかなと思いますし(つまりは、初心者マークでしかないので…)。だってマーケがとりにきてそうにもみえないもん、詐欺師がその人の属性判断につかうとかはあるかもしれないけどさあ。
だもんで、しっかりした人間であれば「あれ…このタグダサい?」と自身が思ったとしても、実際に「自分に自信がついたか、就職」しないかぎりは貼っててもいいんじゃないの?と思いますね。ことさら強調されるのはこまっちゃいますけど、昔の「初心者です!」ってMLにおくられてくるより断然無害ですよ!
むしろ、在野の初心者が可視化されるので、正しく見つめていくほうが双方にメリットあるんじゃないの?というのが私の感想です。
以上、GW最終日の暇つぶしでした。